Arafudo Art Annual 2014!

Festival of Art, Tsuchiyu Onsen, FUKUSHIMA

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土湯温泉町は、国立公園の中にあります。212世帯432人が住み、小学校に通う児童は13名。
福島市の中でも高齢化が一番進んでいる、山あいにある小さな温泉町です。

2011年3月11日東北地方を襲った大きな地震はその後、原発事故へとつながり、津波被害や放射能被害そして風評被害と未だに消えない傷跡を東日本に大きく残しています。放射線量は山間の地形もあってか福島市の中でも低く(*1)、県内の方々の憩いの場となっていますが、震災以前は16軒あった温泉宿も現在は11軒。3分の1が廃業に追い込まれました。

地震・津波・放射能・風評被害と様々な問題が東日本を襲っている今、私たちは未来へと何を残していけるのでしょう。今ある政治や利権にとらわれずに話しあうにはどうすればいいのか。土湯温泉町民・こけし工人・芸術家・研究者を交え、言語だけではない対話を試みようとしています。

*1 市内各支所等の環境放射線測定結果(福島市のホームページへ)